2014年10月4日土曜日

「社長ブログ」の意味は...

「社長ブログ」といものは昔流行ったけれど、昨今はどうなんだろう?
私は基本的にモノを書くことは嫌いではないけれど、あえて「社長ブログ」というものを避けてきた。
世の中を眺めていると、どうにも、キレイ事か、または「今日は◯◯を食べました」的な、いずれにしても、あまり興味を持てないものが多かったからだ。

だから、私は、あくまでも、この会社の代表者として、会社のことについて、またはお客様や取引先との接点のことについて、またはこれからのヴィジョンについて、あるいは、会社の理念について、本音で記述していこうと思う。

正直なところ、読んでくださる方がいるのかどうかもわからないし、ましてどういう方が読んでくださるのか、わからない。

ゆえに、もう考えていてもしょうがない。心のままに記述していこうと思う。

act2 ブログの方は情報配信型で運営しているため、コメント欄は無効にしてあるが、このブログは有効にしておこうと思う。いろいろなお叱りや非難を受けることになることも覚悟した。

なぜ、こんな気持になったか。それは、私自身、この会社を設立して、早24年になる。約四半世紀だ。こんな浮き沈みの激しい業界でよくもまあ残ってきたものだと思う。逆に、そろそろ自分は降りるべき時期が近いな、と感じることも多い。

だから、いまさら誰からどうご批判を受けようと、抗う気持ちもなく、むしろ感謝の念にかられると思う。

もうひとつ、このブログには、様々な出来事の記録という意味もある。

これが記念すべき第一トピックになるのだが、さてさて、どう書き出したものか...


そう、まず、会社の名前の由来を記しておこうと思う。

1990 年も暮れにさしかかったころ、私はこの会社を設立した。
設立手続きは普通は行政書士に頼むものだが、そのお金がなかった。
だから自分で全てやった。
問題が一つあった。称号がすでに他社によって登記されていた場合、申請をしなおさねばならない。今日ならネットで調べられるかもしれないが当時はそんなものはないし、結局思いついたことは、「絶対にあり得ない名前」をつけて申請すること。

そこで Advanced Coordination Technology と命名した。思惑通り、重複登記は存在せず、すんなり登記できた。

1995 年、インターネットが一般化しだした。まず会社のドメインを取得せねば。
私は、米国でプロバイダを始めていた友人にドメイン取得を依頼した。
その時思った。長い名前はだめだ。できるだけ短いドメインがいい。
それで Advanced Coordination Technology の頭文字をとって act.com を依頼した。
しかしそれはすでに他の人物(もしくは会社)によって取得されていた。
そこで、私は、こう言った、
「じゃあ、act のあとに数字を付けてくれ、1 から順番に。それで一番若い数字で取得してくれ」

そして取得したドメインが act2.com だった。

そこで考えた、ドメイン名と会社名は同一のほうがいい。それなら社名を改名しよう。
そして会社名を「アクト・ツー」に改名した。

その当時、よく聞かれた、その社名は何を意味するのか、と。
それで、私は、当時の当社の米国担当者に act2 って何か意味あるのか?と聞いてみた。

思いもしない、意外な答えが返ってきた。

「act2 は 第二幕、演劇や小説で使われる 第二幕 を意味するんだよ」

なんて自分はラッキーだろうと思った。
そして、当時の WEB にこう記載した:



人も会社も、プロローグを抜けて、いよいよ本番に突入する第二幕が訪れます。
act2 とは「第二幕」
私たちはその第二幕を応援し、力になれる会社を目指します。



たしか、そんな内容だった。
完全に「後付け」である。
しかし、それで正解だったと私は思っている。

今もその言葉は大好きだし、その気持には寸分の違いもない。

だから、いつも第二幕の気持ちでいたいと思う。

2014/10/03
加藤幹也

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