2016年10月6日木曜日

Intego 社との会談(どの程度の自動化が望ましいか、どの程度のコントーラビリティを提供するべきか。)


今日、Intego 社と会議を持った。
定例会であり、忌憚のない意見交換の貴重な会議だ。

Intego のヴィジョン、act2 のヴィジョン、市場の感触、今後のロードマップ、等々、
いろいろ話題には事欠かない。

どの程度の自動化が望ましいか、どの程度のコントーラビリティを提供するべきか。

以前に、X6 というバージョンがあった。それはとてもマニアックで、コントローラビリティは極めて豊富だった。

ところが、その次のバージョンで、Intego 社はそれらをそぎ落とし、言ってみれば「安直な操作」仕様に切り替えた。
あの時、世界的には、Intego 社は一気に、そっちへ舵を切ったわけだが、私は、粘り強く、日本では X6 仕様も合わせて販売を続けることに合意してもらった。日本だけの特例だった。

その理由は、X6 を必要としているユーザさんが多くいたからだ。

今日の X9 はさらに、UI 的には簡略化されている。
しかし、それについては私も異論はない。それどころか、その方向性に全く同意である。

主たるプラットフォームがモバイルに移行し、 その利便性、機能性は PC やノートPCを凌駕している。

NotePC (MacBook) がなくなるとは思わない。それどころか、まだまだ増え続けると私は見ている。ただ、話題性において、モバイルが優っているために、昔ほど話題に上がらないだけだ。箸やフォークが古来から変わらないように、ノート型のパーソナルコンピュータもかなりの精度で完成の域に達してきていると思う。

もちろん、Amazon の Alexa に見るように、まったく新たしい形態が台頭してくることは明白だ。しかしだからといって NotePC が消えるとは思えない。

つまり、デバイスの多様化であり、普遍化であり...

そうした中で、セキュリティはどうあるべきなのか?

サイバー犯罪はますます増大するのは間違いない。
そこには、極めて高度なテクニカルな手法が使われることもあれば、まったく単純な詐欺的手法であったりする。

犯罪とその未然防止... これはいつの世の中でも不可避な課題だ。

「Mac はセキュリティ面で安全だから」ということを聞くことがある。
はたして本当にそうだろうか?

一方で、「ハックされてもかまわい」という考え方もある。

あまりにも、さまざまことが多様化して、Intego にかぎらず、開発会社は照準をどこに合わせればいいのか、非常に難しい時代だ。しかしこれは皆に共通の課題だからしょうがない。

現在の Intego 社の Netbarrier(ネットバリア)の仕様はファイアウォール機能自体の強化というより、設定の自動化を重視している。

接続先に合わせて、自動的にファイアウォールの設定を切り替えてくれる。
それでいいと思う。と同時に、モバイルが主流の今日、この機能は必須だ。

また、明確には謳っていないが、ホワイトリスト的な設計がなされており、Mac OS においては、実に、最適なセキュリティツールだと思う。

MacBook のモバイラーの方は是非入れておいてほしいと思う。
犯罪は、起きてからでは遅い。犯人が捕まったところで、被害はもとには戻らない。
犯罪を未然に防ぐこと。
ネットセキュリティに限らず、 自衛するしかない時代に、私たちは生きている。

2016/10/06

- MK

NetBarrier(ネットバリア)詳細は こちら(Tokyo Mac サイト) へ